109I78 subclinical Cushing

42歳の男性。人間ドックの腹部CTで異常を指摘されたため来院した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴と飲酒歴とはない。身長172cm、体重75kg。脈拍76/分、整。血圧142/82mmHg。身体所見に異常を認めない。血液所見:赤血球420万、Hb 14.4g/dL、Ht 41%、…

まとめ過ぎた免疫学

◇ウイルス防御 初期につなぎ役のNK(MHCⅠ表出しないものを攻撃) 数日たって、CTL(CD8+)により特異的に排除(MHCⅠ表出しているものを攻撃) 特異的攻撃のための誘導にTh1(CD4+)により刺激された樹状細胞が必要 =細胞性免疫(Th1が重要) ◇細胞内寄…

耳小骨のまとめ

◇発生学 第1鰓弓からツチ骨、キヌタ骨 第2鰓弓からアブミ骨 →耳小骨離断が先天性で起こる部位に納得がいくだろう 交通事故でキヌタ骨がずれて耳小骨離断となり、キヌタ骨の置換をすることになる。 ◇耳硬化症 アブミ骨底板の硬化のこと なお、アブミ骨の形を…

声帯結節・ポリープ様声帯・声帯ポリープ

両側:声帯結節・ポリープ様声帯 片側:声帯ポリープ 声の酷使:全て →国試的には何の鑑別にも役に立たない知識。ゴミ。カス。使えない。 喫煙:ポリープ様声帯・声帯ポリープ →ここが鑑別ポイント ◇国試的な鑑別 喫煙が関係ないだけで声帯結節と選択でき(…

オッズ比(コホート研究と症例対照研究の違い)

コホート研究は、A/BのオッズとC/Dのオッズを比較する。 症例対照研究は、A/CのオッズとB/Dのオッズを比較する。 結局、オッズ比を取るとAD/BCになることに変わりはない。 ◇コホート研究 仮説として考えられる要因を持つ集団(曝露群)と持たない集団(非曝…

Caと利尿薬

サイアザイドではCaが溜まり フロセミドではCaが洗い出される サイアザイドは遠位尿細管のNa濃度を減少させるため、遠位尿細管は今度はATPを用いてNaとCaを再吸収し始める。 一方、フロセミドではKの濃度勾配が緩められ、Caの受動輸送が減少する結果、Caの吸…

尿路結石の解説

commonで、誰でも見れる必要があるため、国試でも非常に詳しく出題される傾向にあります ◇診断=レントゲン重要 レントゲン写らない:尿酸結石(5%) シスチン結石(1%) レントゲンで写る:シュウ酸Ca結石・リン酸Ca結石(2つで90%) ◇治療 ・クエン酸:…

108F23

塩酸リトドリンはβ2刺激薬 betaだのalfaだの分かるか! ということでまとめる β1受容体 心臓、消化器、脂肪組織、冠血管 心拍数増加、心筋収縮力増加、脂肪分解、冠血管拡張、消化管弛緩 心臓に優位に働く。 β2受容体 肺臓、肝臓、膵臓、骨格筋血管、骨格筋…

116E15 呼吸音は難しい

116E15疾患と聴診所見の組合せで正しいのはどれか。 a COPD --------- stridorb 胸膜炎 --------- rhonchic 石綿肺 --------- fine cracklesd 肺水腫 --------- Hamman's crunche 気管支喘息 --------- friction rub解答: c □COPDはrhonchiで中枢気道の…

116回国試Dブロック 感想

116D1 D抗体は妊娠途中で作られるかもしれず、そのときはグロブリン無意味 4 先天性副腎皮質過形成=21-水酸化酵素欠損 コルチゾール補充するが、感染時は増量する必要あり =通常の2倍程度投与 なんと手術だと30倍! 5 食道憩室 憩室の治療は通常必要ありま…

116B47

褐色細胞腫クリーゼに対する治療 αの次にβというのは常識。今回指摘する難点はそこではない。 経静脈的降圧薬で降圧がみられたのち、最初に投与すべき経口降圧薬はどれか。 a α遮断薬b アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬c カルシウム拮抗薬d β遮断…

116A17

6か月の男児。嘔吐を主訴に母親に連れられて来院した。寝返りをした際に約50cmの高さのベッドからフローリングの床に転落し、その後嘔吐と活気不良を認めた。新生児期に血友病Aと診断されている。同疾患の家族歴がある。身長70cm、体重9kg。体温36.8℃。心拍…

116A12

急激な血圧上昇を認める患者で、高血圧緊急症の病態として考えにくいのはどれか。 a 急性大動脈解離b 褐色細胞腫クリーゼc 乳頭浮腫を伴う脳浮腫d 肺水腫を生じた急性心不全e 肺動脈性肺高血圧症を伴う呼吸不全 高血圧緊急症 血圧の上昇によって脳、心…

ALSについて

筋萎縮性側索硬化症 amyotrophic lateral sclerosis まず側索とは、錐体路の通り道のこと。 まぎらわしいものに側角というものがある。 これは灰白質の自律神経が通る部分であり、全く関係ない。 101A44で出題されているくらい、医学生はよく間違っている。 …

熱性けいれんについて

国試で頻出であり聞かれる知識も極めて細かい 一度きっちりと読み込んでおくべきだろう 熱性けいれんは発症率は3.4~9.3%とも言われ、よくある疾患である 定義は「6か月~60か月までの乳幼児に起きるもの」である 遺伝性疾患でもある まず基本は「単純型熱…

プロラクチンとエストロゲンの奇妙な関係

・卵巣のE2→PRL↑→乳汁↑(ピルの薬剤性高PRL血症はこちら)・胎盤のE3→乳汁↓(妊娠時) E:エストロゲン PRL:プロラクチン 一見矛盾しますが、重要です。エストロゲンの種類によって効果が違います。 妊娠時は乳腺の発達がEによりなされますが、乳汁の産生は…

アルコール代謝と脂肪肝

アルコールは酸化されてアセチルCOAとなるが、これは遊離脂肪酸をβ酸化する経路と拮抗する。そのため中性脂肪の合成が増え、脂肪肝になる。 アルコール性ではAST優位になる。(Sake的な) 非アルコール性ではALT優位。 エコーで腎臓と肝臓は同じくらい。肝腎…

MLF+片麻痺の変な1例

脳出血 ・頭蓋内圧亢進症状としての頭痛・嘔気嘔吐 ・原因は高血圧に尽きる =来院時の超高血圧。治療も降圧。 ・血腫除去術は視床出血と脳幹出血には適応なし =視床は内包に隣接し、脳幹は・・・脳幹やろが! 切迫する脳ヘルニアが救急で見落とせない ・意…

交感神経

交感神経 α1 血管収縮↑ α2 インスリン分泌↓ β1 心拍・心収縮力↑ β2 肝臓グリコーゲン分解 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/16/3/16_3_248/_pdf ・褐色細胞腫では、α1作用が主に高血圧に作用する。 ・β2による代謝亢進で高血糖ややせを来す。…

医療英語まとめ

eczema 湿疹 nasal discharge 鼻汁 sputum 痰 incontinence 失禁 indigestion 消化不良 dysphagia 嚥下困難 constipation 便秘 obstruction 閉塞 lumbago 腰痛 vertigo 回転性めまい dizziness 一般的な「めまい」ふわふわ faintness 非回転性めまい(気を失…

111C17

111C17 主訴Presenting complaint:左下腹部痛。既往歴:3日前に突然、左下腹部の激痛が出現。吐き気、悪寒を伴う。診察:体温37.2℃。体温37.2℃。顔面蒼白、黄疸 jaundiceなし。全身の腹部膨満感と腹部圧痛、左下腹部の局所的な反跳性圧痛rebound tenderness…

110C20

患者は61歳の男性で、全身倦怠感general malaiseを主訴とする。この2日間に腹部膨満感Distended abdomenを発症している。この患者には長い飲酒歴がある。しかし、アルコール依存症の治療を受けたことはない。身体所見では、意識は明瞭である。発熱はない。結…

105H7

骨代謝と関連するビタミンはビタミンCKD C:コラーゲン作る K:骨芽細胞の形成過程に関与する D:CaP吸収↑ ビタミンK依存性タンパク質というのは結構な種類があるようだ。 骨にあるオステオカルシンというカルシウム結合タンパク質も、ビタミンK依存性だ。 もち…

輸血

☆血小板 室温 振とう 4日 血小板の形態が円盤状で質がイイと、光を一様に屈折するためにスワーリングする (でも見ることはまずないですね) 圧倒的に血液内科オーダーのブツです ☆FFP 冷凍(-20℃以下、大体-40℃とか) 解凍は体温程度で 1年 DICの時に使う…

心電図だけでフォローしてみた

息切れで来院(今回の話の流れは下線) ①心疾患 ・心不全 ・不整脈 ・弁膜症 ・貧血 ②肺疾患 ・肺炎 ・COPD ・喘息 ・肺塞栓 辺りを上げる。 ☆まず歩行可能か、安静か、の判断 安静指示は大抵、心疾患であるから ・聴診所見 ・心電図 が重要 ☆心電図 まず1番…

105F10

鉄欠乏性貧血と二次性貧血との鑑別に有用なのはどれか.a 血清鉄b 網赤血球数c 血清フェリチンd 血清トランスフェリンe 平均赤血球容積〈MCV〉 二次性貧血をきたす基礎疾患として①感染症,②悪性腫瘍,③膠原病,④慢性腎不全,⑤ 肝疾患,⑥内分泌疾患など…

91D25

5歳の男児.5日前から時々腹痛を訴えていた.食欲はなく元気もなかった.昨夜から38℃の発熱が続き,今朝,激しい腹痛を訴え頻回に嘔吐したので救急車で来院した.体温38.5℃.呼吸数50/分.脈拍120/分,整.腹部に筋性防御を認める.赤沈40mm/1時間,赤血球38…

106H23

10ヵ月の乳児.腹部膨満と血便とを主訴に来院した.7日前から,不機嫌になって嘔吐しては急に機嫌が良くなるという状況が繰り返しみられたため,4日前に自宅近くの診療所を受診したところ,急性胃腸炎の診断で整腸薬を処方された.その後,次第に嘔吐が頻繁…

98F33 肝性糖尿病

肝性脳症を伴った肝硬変 この患者の血中で低下しているのはどれか.a 空腹時血糖b クレアチニンc 総ビリルビンd アルカリフォスファターゼe 総コレステロール 肝硬変では糖の合成が働かず、空腹時低血糖を来しやすい・・・ハズだが不正解だ。 空腹時血…

103F30

103F30 | medu4でゼロから丁寧に医学を学ぶ ARの心音は複雑 ①第2肋間胸骨右縁に3/6度の収縮期雑音 ②心尖部に放散する3/6度の拡張期雑音 を挙げているが、むしろこれはARらしくないと思わないだろうか? 3LSBで拡張期雑音を聴くべきではないのか? もっといえ…