まとめ過ぎた免疫学

◇ウイルス防御

初期につなぎ役のNK(MHCⅠ表出しないものを攻撃)

数日たって、CTL(CD8+)により特異的に排除(MHCⅠ表出しているものを攻撃)

特異的攻撃のための誘導にTh1(CD4+)により刺激された樹状細胞が必要

=細胞性免疫(Th1が重要)

 

◇細胞内寄生菌(結核サルモネラ)、真菌、原虫

通常はマクロファージや好中球では攻撃できない

Th1がマクロファージを活性化すれば攻撃可能

=細胞性免疫

 

◇細胞性免疫

細胞の中にあるものを攻撃するシステム

抗原の認識自体は細胞が壊れて出てきたときに行う

Ⅳ型アレルギー(しかしここを追求しすぎるとわけわからなくなるので注意)

 

◇獲得免疫=特異的 ◇自然免疫=非特異的

NKは自然免疫

CTLは獲得免疫

マクロファージは自然免疫で、活性化されるという点で特殊だが、活性化されても所詮は非特異的にすぎない

 

◇液性免疫=細菌とワクチン

Tfh(濾胞性ヘルパーT細胞)がB細胞を補助する

調節はTreg細胞

抗体の役割は3つ

①オプソニン化:食細胞の貪食を補佐

②中和:ウイルスや毒素を失活させる

③補体の活性化:古典経路

*食細胞=好中球、マクロファージ

 

◇補体

C1→C4→C2→C3→C5:古典経路(=抗体の③による)

C3→C5:副経路(細菌の膜成分が直接)

C3b:オプソニン化(抗体を役割かぶってる)

C5a:食細胞動員

細菌→抗体→補体と、細菌→補体の2つあるが、やることは一緒で、食細胞を動員しオプソニン化して貪食させる

 

◇Th2は・・・?

Th1がウイルス関連とすれば、Th2はアレルギーに関連

現代の綺麗な環境ではTh1が弱く、Th2を阻害できないのでアレルギー増える

 

◇ワクチン

①不活性化ワクチン:液性免疫

②トキソイド:液性免疫

③生ワクチン=ウイルスのみ:液性免疫+細胞性免疫(生だから細胞の中に入る)

 

◆まとめ

細菌:液性免疫で食細胞に貪食される

ウイルス:細胞性免疫でマクロファージに貪食される

Th1はすべての感染において重要