耳小骨のまとめ
◇発生学
第1鰓弓からツチ骨、キヌタ骨
第2鰓弓からアブミ骨
→耳小骨離断が先天性で起こる部位に納得がいくだろう
交通事故でキヌタ骨がずれて耳小骨離断となり、キヌタ骨の置換をすることになる。
◇耳硬化症
アブミ骨底板の硬化のこと
なお、アブミ骨の形を思い浮かべれば、その底板はどう考えても楕円形である。
であれば、正円窓にくっつくわけがない。形的に卵円窓にくっつくことが分かる。
しかしこれを前庭窓=卵円窓・蝸牛窓=正円窓と呼ぶと混乱する。不親切な呼び方だ。
答え:E
答え:D
解説:Dix-Hallpike法というものがある。基本的に回旋をみるものだが、垂直方向にも動くので、ここに注目すると、たしかに座位で斜め下、臥位で対角の斜め上を向く。
理学療法にエプリー法(浮遊耳石置換法)がある。耳石を三半規管の形に添って頭を動かしていくことで元の卵形嚢に戻していくものである。この過程で眼振やめまいが生じるが、それを嫌がって頭位を戻すと治療が完遂できない。