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微妙・・・

 

PKDは両方の腎臓に5個以上と教わるらしいが・・・?

そう単純でもない

ADPKD(常染色体優性多発性嚢胞腎)はどのように診断するの? | ADPKD.JP ~多発性嚢胞腎についてよくわかるサイト~ | 大塚製薬

CTとエコーでは5個と3個で違う(ただし両方の腎臓に!)

・15歳を区切りに若ければ少なくても満たす

 

嚢胞が1個や2個くらい普通にあることは最近の医学生なら知っているだろう

だが、3個はアウトだ。この問題はエコーなので2個は許すが、3個ならアウト。

微妙な線引きの問題だと思う・・・

両方だったっけ?片方でも??

とか、、なまじ知っているとミスりそう。

 

膜性腎症はHBV関連が問われすぎて本質を見失っていないか。

まあ腎臓内科ならここらへんの抗体スクリーニングはルーティンだけど。

 

本質は・・・

・高齢

・タンパク尿だけ

ネフローゼ症候群全体の30%近くを膜性腎症が占めている!

・健診などで発症を指摘されるくらい緩徐

・膜性腎症は病理診断で確定するため、腎生検必須

・10年後腎生存90%と良い

 

したがって、本問題のようにネフローゼになっていなければ、あえて経過観察することはしばしばある