115D63 腎臓と補体

腎臓と補体についてまとめる

 

SLE:古典経路 C1q沈着

急性糸球体腎炎:副経路

膜性増殖性MPGN:副経路 C3沈着

ループス腎炎では、C1は古典経路なので、C1qが沈着している

 

またIgGの染まり方でも分類されることがある。それが急速進行性糸球体腎炎。

急速進行性糸球体腎炎>半月体形成性糸球体腎炎の関係。

1)線状パターン、2)顆粒球パターン、3)Pauci-immune型(染まらない)に分類

腎移植後の再発腎炎 5.ANCA陽性RPGN、抗GBM抗体型RPGN、増殖型ループス腎炎|ドクターコラム|腎移植コラム | MediPress腎移植  専門医とつくる腎移植者のための医療情報サイト

 

 

腎臓は分類が面倒だ。

急性糸球体腎炎の中にPSAGNが含まれ、PSAGNはRPGNの1型でもある。

PSAGNの予後は良い。半月体をきたすわけでもない。

文字通り、急速進行を示す、糸球体腎炎にすぎない。

 

同じ病気でも、病理の型が違い、予後も違いうる。

SLEはその典型例で、

病理組織像は非常に多彩で、あらゆる病型をとり得る。組織の移行型が認められ、同一の組織においても様々な病型をとり、また自然経過や治療によって組織型が変化するので注意が必要である。

 

MPAはRPGNであり、大抵はmedu4のいうように半月体形成性糸球体腎炎の病理で、予後が悪い。

 

原因がわかれば原因から分類するが、病理しかわかっていない特発性に理解のとどまるものは、病理から分類するほかない。そこが腎臓の混乱ポイントであろうか。

 

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