115d47
結構難しい。
ツベルクリン反応は、知名度の割に日本では無意味。これはBCGを打っていると陽性を示すため日本人なら全員陽性になってしまう。
だが逆に言えばBCGを打つ前の子供なら有効。
またBCGを打ってから2週間以内であればBCGが抗体を作る前になるので、これまた有効。
BCGを打つと、免疫反応が見られる。その出現が1週間程度で現れた場合(これをコッホ現象という)、
(もう抗体持っている!?今すでに結核罹っているかも。)ということになる。
この場合はツベルクリン反応試験を直ちに行うのだが、猶予は1週間しかない。
したがって親との連携が必要だ。
日本で結核の検査するならIGRAになるが、(ちなみにアイグラと呼ぶ)過去の既往で陽性になる点が高齢者等で使いにくい。
また乳児ではアイグラの感度が低く使いにくい。
接触者健診にはアイグラを使うが、、
猶予1週間、、短ければ数日しかないことは、この結核蔓延国では知っておかねばならないという事なのだろう。
実はこの問題は過去に出ている。
ので、正答率6割程度あった。
しかしそれでも6割か、、と考えればとてもマニアックな知識だ。
105D49
4か月の乳児。予防接種を受けた部位の変化を心配して来院した。3日前に左上腕にBCG接種を受けた。昨日から接種部位の発赤を認め、接種痕が膿疱様になってきたという。体温36.8℃。身体診察所見に異常を認めない。哺乳力や機嫌に変化はない。接種部位の写真を別に示す。
説明として適切なのはどれか。
これは除外(笑)
そして5年後
110D53
5か月の乳児。BCG接種部位が赤く腫れてきたため母親に連れられて来院した。BCG接種後2日目に接種部位が赤く腫れてきたことに気付き、日ごとに増悪したため接種後5日目に受診した。これまで成長や発達に異常を指摘されたことはない。来院時、左上腕部の接種部位に発赤と腫脹とを認め、一部膿疱様になっている。身体所見に異常を認めない。
まず行うのはどれか。
それでも正答率43%
いずれもツ反行うという選択肢が答え。
5年前に出ているのに・・・ね
そしてまた5年後でたというわけです