アルコール代謝と脂肪肝

アルコールは酸化されてアセチルCOAとなるが、これは遊離脂肪酸をβ酸化する経路と拮抗する。そのため中性脂肪の合成が増え、脂肪肝になる。

 

アルコール性ではAST優位になる。(Sake的な)

非アルコール性ではALT優位。

 

エコーで腎臓と肝臓は同じくらい。肝腎コントラストの差を見ると分かりやすい。

 

アルコール、肥満、糖尿病は最も多い原因である。

インスリン抵抗性は、やはり代謝の方向を中性脂肪へと向ける。

一方で脂肪肝も糖尿病の原因である。

甲状腺機能亢進症はコレステロールが低下する。その結果、VLDLが減少し、肝臓から中性脂肪を輸送することが出来なくなる=脂肪肝

MLF+片麻痺の変な1例

脳出血

・頭蓋内圧亢進症状としての頭痛・嘔気嘔吐

・原因は高血圧に尽きる

=来院時の超高血圧。治療も降圧。

・血腫除去術は視床出血と脳幹出血には適応なし

視床は内包に隣接し、脳幹は・・・脳幹やろが!

 

切迫する脳ヘルニアが救急で見落とせない

・意識低下

・血腫側の瞳孔散大

対光反射消失

・cushing現象

とくに瞳孔散大と対光反射の消失は部位によらず手術適応外とする

 

 

☆脳幹出血:最も予後不良

・交代性片麻痺とMLF症候群を来した一例を経験した。

右の片麻痺とCTでの左脳幹部の出血像。

左のMLFが障害され、左眼の内転不可による右方視の複視かと思いきや・・・

患者が示したのは左方視の複視であった。

これいかに。

 

 

 

交感神経

交感神経

 

α1 血管収縮↑

α2 インスリン分泌↓

β1 心拍・心収縮力↑

β2 肝臓グリコーゲン分解

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/16/3/16_3_248/_pdf

 

・褐色細胞腫では、α1作用が主に高血圧に作用する。

・β2による代謝亢進で高血糖ややせを来す。

  +α2のインスリン分泌低下も高血糖に関与している。

 

問題は高血圧のほうで、緊急度が高い。従って必ずαからブロックすること。

βブロッカーを先行するのは禁忌である。

 

またバセドウetcを疑った場合、確かに甲状腺ホルモンはアドレナリン的な存在ではあるが、

バセドウでは下痢・褐色細胞腫では便秘」

が決定的に違う点に注意。

 

医療英語まとめ

eczema 湿疹

nasal discharge 鼻汁

sputum 痰

incontinence 失禁

indigestion 消化不良

dysphagia 嚥下困難

constipation 便秘

obstruction 閉塞

lumbago 腰痛

vertigo 回転性めまい

dizziness 一般的な「めまい」ふわふわ

faintness 非回転性めまい(気を失いそうな)

syncope 失神

seizure てんかん発作

melena 黒色便 

新生児メレナとは本来、黒色便のこと

新生児が吐血や下血などの症状を呈する病気を総称して新生児メレナと呼ばれる

menopause 閉経  meno pause

menorrhagia 過多月経

 ーrrhagia 〔病理〕異常流出

dysmenorrhea 月経困難 dys meno rrhea

amenorrhea 無月経 a meno rrhea

 ーmeno rrheaで月経のようだ。menoでも月経関連ワードか。

dyspnea 呼吸困難

 ー困難 dys

nausea 嘔気

 ー嘔吐はvomiting

apnea 無呼吸

pneumothorax 気胸

angina pectoris 狭心症

ーangina締め付け pectoris胸

tinnitus 耳鳴  ringing in one’s ear

tenesmus しぶり腹

subarachnoid hemorrhage くも膜下出血

cerebral infarction 脳梗塞

rigidity 筋強剛

akinesia 無動 

 -kinesia 動き dyskinesia

pathy 痛み、障害的な意味

 - retinopathy 網膜症

    BSE;bovine spongiform encephalopathy

intubation 挿管

polypectomy ポリープ摘除 polyp ectomy

 -ectomy 切除

resection 切除

decubitus 褥瘡 デクビタス→デクとか言われている

ligation 結紮

 

 

 

 

 

 

111C17

111C17

主訴Presenting complaint:左下腹部痛。
既往歴:3日前に突然、左下腹部の激痛が出現。吐き気、悪寒を伴う。
診察:体温37.2℃。
体温37.2℃。
顔面蒼白、黄疸 jaundiceなし。
全身の腹部膨満感と腹部圧痛、左下腹部の局所的な反跳性圧痛rebound tendernessを伴う。腸音は減少している。
直腸rectal診で圧痛、腫瘤を認めない。
検査結果
白血球数。11,300/μL、CRP:9.8mg/dL。
CT:S状結腸の腸壁bowel wall肥厚を伴う小袋small pouchesを複数認める。

 

a Crohn's disease
Sigmoid volvulus S状結腸捻転 evoluteとかrevolverとかから回転系の単語と。
c Acute appendicitis
Sigmoid diverticulitis S状結腸憩室炎

e Meckel's diverticulosis これがヒントか・・・

What Inflammatory Bowel Disease Pain Feels Like

4分割は出るみたい

Pain Locator: Where Does it Hurt?

9分割は出ないね。Left lumbar左腰部=これで左側腹部 とか分かるわけなし。

 

黄疸は、icterusともjaundiceとも出ている。

覚えるのだるっ・・・

110C20

患者は61歳の男性で、全身倦怠感general malaiseを主訴とする。この2日間に腹部膨満感Distended abdomenを発症している。この患者には長い飲酒歴がある。しかし、アルコール依存症の治療を受けたことはない。
身体所見では、意識は明瞭である。発熱はない。結膜conjunctiva黄疸icterus,前胸部の血管性クモ,両側脛骨前部pretibial浮腫をみとめた.超音波検査で中等度の腹水ascitesが検出された。

このため、できるだけ早く本国の医師に相談するよう強く勧めた。

 

DeepLもまだまだですね。間違いがいくつかありました。

難しい英語が太線で。

 

飛行機でやってきて肝硬変かよ、、とは思いますが、DVTばっかりでは正答率が上がりすぎるということか。

105H7

代謝と関連するビタミンはビタミンCKD

 

C:コラーゲン作る

 

K:骨芽細胞の形成過程に関与する

 

D:CaP吸収↑

 

ビタミンK依存性タンパク質というのは結構な種類があるようだ。

骨にあるオステオカルシンというカルシウム結合タンパク質も、ビタミンK依存性だ。

もちろん、凝固因子2、9、7、10も、そう。

ビタメジンという薬がある

B1,6,12の合剤。考えなくていいので便利だ。

1:脚気 ウェルニッケ脳症

12:亜急性連合性脊髄変性症 貧血

とまあ、病態が微妙に異なるので覚えても忘れがち。