103F30

103F30 | medu4でゼロから丁寧に医学を学ぶ

 

ARの心音は複雑

①第2肋間胸骨右縁に3/6度の収縮期雑音

②心尖部に放散する3/6度の拡張期雑音

を挙げているが、むしろこれはARらしくないと思わないだろうか?

3LSBで拡張期雑音を聴くべきではないのか?

もっといえば、雑音が高調かというのまで書いて欲しい

 

①第2肋間胸骨右縁に3/6度の収縮期雑音

ASを疑うが、

これは血液のLVへの逆流による相対的ASであるということ

 

 

②心尖部に放散する3/6度の拡張期雑音

MSを疑うが、

これはLVへの逆流により、LVが拡大し、僧帽弁を押し上げ、相対的MSであるということ

Austin Flint雑音とも言う

 

で、この相対的MSを聴くのは、ARと同じで前屈位なのか?

MSは普通左側臥位だが、、

よくわからないスッキリしない問題だなあ、、

と思っていたらそう言うことではないらしい

 

お偉い方の意図は、

「結局ARで大事なのは大動脈弁の拡張期雑音でしょ?

それを聴くのはどこ?」というものだったらしい

 

日本語下手か!

問題文に②心尖部に放散する3/6度の拡張期雑音と書いていたら、普通それを指していると思うだろう

クソ問題である

 

おまけ

Sternal とは胸骨の意味

LSBのs

 

3LSBはErb領域ともいい、大動脈弁と肺動脈弁が重なる領域である